ポンドドルはブレグジット期日延期が決まっても上昇せず、イースター休暇に入り、ジリジリと値を下げていました。イースター休暇明けも下落は続き、下落ムードです。下落が継続するのか、チャート分析や今後のスケジュールから、ポンドドルの見通しを立て、今後の動向を予想していきます。
チャート分析
月足
3月安値を下回ったため、上昇が一服し、下落の流れになっています。2月安値1.277を下回れば1.250に向かいそうな気配です。まずは1.277を割るのかに注目です。
下落終了で上昇するとすれば、まだ4月は終了していませんが、4月高値1.319を上回っていく場合でしょう。1.320を越していけば、3月高値1.338を試す展開になりそうです。3月高値を更新すれば、1.400方面へ向かう流れに変わるでしょう。
週足
安値更新が続いていて、下落基調です。4月22日週の高値1.302を上回るまでは戻り売りで考えています。1.302を上回った場合は月足の1.320を越せるのかに注目です。
チャート分析まとめ
下落の流れが出ているので、1.302に損切りで売っていきます。1.250付近までの下落を想定し、勢いが強ければ1.200までもあり得るとみています。損切りポイントの1.302を越した場合は1.320を越す勢いであれば押し目買いに変更を考えています。
今後のスケジュール
- 2019年5月初旬 地方選
- 2019年5月22日まで 合意案(四度目)議会採決を目指す
- 2019年5月23日-26日 欧州議会選挙
- 2019年6月1日 欧州議会に不参加の場合の離脱期日
- 2019年10月31日 離脱延期期日
5月初めに地方選があり、保守党の勝敗に注目が上がっています。保守党が地方選に惨敗すれば、メイ首相の責任問題へと発展します。
メイ首相が辞任、解散総選挙となれば、気になるのがブレグジット党の存在です。5月23日からの欧州議会選挙に向けての世論調査で、ブレグジット党は保守党・労働党よりも高い支持率となっています。
解散総選挙でブレグジット党が躍進すればハードブレグジットの可能性が高まるという憶測も出ています。
メイ首相は労働党と離脱案について協議を続け、欧州議会選挙までに議会で合意しようと取り組んでいます。5月22日までに4度目の採決をする予定ですが、全く合意の見通しが立っていません。
トレードプランまとめ
地方選まではポンドドルは買いづらい展開となりそうです。欧州議会選挙への参加も避けられない様子なので、ブレグジット党の動向によってはポンドドル急落も考えられます。議会はこう着状態なので、地方選、欧州議会選の行方に合わせてトレードしていきます。
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