ドル円は高値更新を続け、126.6まで上昇しました。ドル円は押し目買いが良いとわかっていても、ここまで上昇が続くと大きな調整も気になり、買いで入るのも不安が大きいです。調整開始になりそうな上昇の目処と押し目買いのポイントを整理していきます。
長期チャート分析 調整開始ポイント
上昇トレンドの起点 長期レジスタンスの上抜け
長期でレジスタンスになっていたラインが3月に117.0にありましたが、3月11日に上抜けしました。上抜けしたあとは3月28日に125.0に到達後、121.2まで調整するものの再度上昇し、126.6まであがりました。
上昇を続けてはいますが、レジスタンスを抜けた後のリターンムーブがないので、一度117.0付近への調整があっても不思議ではないです。現時点では116.6あたりまでラインが下がっているので、急落があった場合は一時116台もあり得ます。
上昇トレンドの抵抗ポイント 長期サポートのレジスタンス転換
2018年2月に下抜けた長期のサポートラインに迫る上昇になっています。サポートがレジスタンスとして機能すると考えると、年末から来年初めに137.0付近が上昇の目処と考えられます。
大まかに117.0~137.0のレンジと考えると、中間の127.0は節目のポイントです。週足で6週連続の陽線なので、調整も十分に考えられます。7週連続陽線になった場合も127.0を大きく越えなければ、一旦の上値の目処になりそうです。
127.0を越えて上昇する場合は、131.0付近を上昇の目処と考えます。転換したレジスタンスが今月だと131.0付近に位置しています。日銀からの牽制も130.0からは出やすいと見込まれているので、利益確定が出やすいポイントです。
短期チャート分析
日足では強い上昇が続いています。125.6を割らなければ上昇が続きそうですが、割れると調整が始まるでしょう。前回125.0到達後に入った調整が意識される展開です。124.0付近には売りも多かったので、調整時には意識されるポイントです。
123.0、122.0も調整期待で売りが出ていたので、大きなポイントとして意識されそうです。調整での安値121.2で反発しなければ、さらなる調整となり、117.0付近が視野に入ります。
トレードプラン
長期の上昇トレンドで押し目買いが基本的なトレードプランですが、大きな調整が意識され、買いもリスクが高まりつつあります。押し目買いのポイントと高値圏なので逆張りの売りのポイントを意識することで、値幅を取れる状況です。
押し目買いのポイント
強い上昇中なので、125.6の下に損切りで押し目買いです。127が短期的な天井の場合は値幅が出づらいので、細かく利益確定をし、上に抜ければ付いていきます。127を越えれば131を狙う流れなので、強い上昇と感じれば、長めに持ちます。
125.6を割った場合は、124.0あたりまで引き付け、123.6の下に損切りで押し目買いです。ただ、このポイントは調整の小反発に終わりそうなので、様子を見て、買いを入れるか検討します。
123.0、122.0は意識されるポイントなので、買いで入り反発の強さを確認したいポイントです。反発後、上昇トレンドに戻らない場合は利確して、122.0の下に損切りで押し目買いを回転させます。122.0を割ると安値121.2を意識した展開です。割れると急落しそうなので、買いは様子見です。
121.2を抜ければ、117.0が意識されます。116.5付近への押しもあり得るので、引き付けて買いたいです。損切りは116.0に置き、116.0を割れれば上昇トレンド終了とし、押し目買いをストップします。
逆張りの売りのポイント
超長期チャートから127.0付近が売りのポイントになります。損切りを128.4において売っていきます。127.0を越えた場合は131.0が視野に入るので、売りは止めておき、131.0付近へ引き付けて売りを入れます。損切りは133.0付近で考えています。
調整開始後の売りポイントは125.6が割れた後、売りを入れます。逆張りなので損切りは近くに置きますが、割れる前の4時間足で損切りポイントを決めていきます。125.6の上でもみ合わずに落ちた場合はついていかず、売りもいれません。
今後のポイント
週足で6週連続陽線なので、4月18日週の週足が陽線になるか、陰線になるかがポイントです。陽線の場合は長い陽線になるか、短い陽線になるかもポイントです。長い陽線の場合は強気トレンド継続です。短い陽線の場合は買いが弱まり、調整が意識されます。127.0が陽線の場合、節目と見ています。
陰線の場合は、買いが弱まった証となり、利益確定の売りが出やすくなります。短期間での大きな上昇だったため、利益確定での下落も大きなものになりやすいです。最大で116.5までの調整を視野に入れています。
大きな調整になっても、上昇トレンドなので、押し目買いのポジションは助かる可能性が高いです。ポジション量、損切りポイントを意識すれば、利益を出しやすいです。逆張りの売りは損切りポイントへ引き付ければ、リスクに見合ったリターンが得られます。
調整の場合は、短期で激しい動きになりそうなので、気をつけてトレードしていきます。
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