下落が続くドル円の戻り売りと反転買いのポイント 今後の見通し

ドル ドル円
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151.9の高値をつけてから下落の続くドル円ですが、下落トレンドに転換したのでしょうか。大きく下がったので、今から売りで入りづらく、逆張りの買いも怖い動きです。損切りポイントを整理し、売りで入りやすいポイントと買い転換のポイントを整理しています。

ドル円チャート分析

月足

高値151.9から強い下落ですが、短期で急激な上昇だったので、調整も短期で急激になっている状況です。20EMAが127.4付近にあり、そこを割るまでは下落トレンドとは判断し辛いです。過去の高値の水平線を125.9に引けるので、125.9を明確に割ればトレンド転換が確実視され、強い下落になる見込みです。

週足

週足では20EMAを下回った値動きから上昇トレンドが終了し、下落トレンドに入っている事が伺えます。131.0付近に過去のレジスタンスとサポートの水平線を引けます。131.0で反発して139.4前後で抑えられれば三尊の形になり、131.0を割るかどうかは非常に大きなポイントになります。

131.0を割れば、次のポイントは128.0です。75EMAが128.0にあり、月足の20EMAが127.4にあるので、強いレジスタンスになることが予想できます。逆に言えば、127.4-128.0のゾーンを割ると、強い下落トレンド入りの可能性が高くなります。

上値が重い展開ですが、20EMAの139.4を上回れば、145付近までの上昇が見込めます。月足では上昇トレンドの調整段階と捉えることができるので、131.0に近づいたら買いの好機となる可能性大です。

現状は週足では下落トレンドなので、139.4を越すまでは戻り売りがメインのトレードプランです。131.0の下に損切りで逆張りの買いを入れます。139.4を越せば、追加の買いを入れます。

日足

200EMAを割った後に反発し、200EMAを再度上に抜けました。しかし、上値が重く、再び下がってきています。200EMAの角度も水平に近いので、次のトレンドまではもみ合いが続きそうです。200EMAが135.1にあり、月足と週足から131.0-139.4のレンジ相場の可能性を感じます。

200EMAを割ったので、長く強かった上昇トレンドの勢いはないと見ています。200EMAでの反発や反落を狙うよりも、200EMAを中心としたレンジを狙い、損切りポイントは月足と週足と同様にしたトレードをしていきます。

4時間足

上値が重い展開が続いていて、139.4を割った後は137.7前後が節目になっています。75EMAが137.5まで下がっているので、137.7の上に損切りで戻り売りの展開です。

1時間足

三尊形成で大きく下がりそうなチャートでしたが、反発しています。週明けの12月12日以降に下がっていけば、いびつですが三尊と見ることもできそうなので、137.4を越すまでは売っていきます。売りのエントリー目安は200EMAのある136.9、1時間足で直近の節目になっている137.4で考えています。

137.4を越して三尊否定となっても、137.7がより強い節目になっているので、売りでエントリーしていきます。損切りは137.7の上に置きます。137.7を越せば、137.7の下に損切りで短期的に買いのプランへ変更します。

ドル円のトレードプラン

月足以外は下落トレンドなので、戻り売りのプランです。戻り売りのポイントは137.7、139.4です。139.4を上回っていけば、戻り売りプランを終了し、押し目買いに変更します。

短期的には週明け12月12日の動きが重要で、すんなりと下がっていかなければ、下落トレンドは弱く、もみ合いになりそうです。逆に上昇して137.7を上回れば、139.4まで戻しそうなので、137.7損切りで買いで入ります。

強いトレンドがあるわけではないので、レンジ相場と見て短期トレードを行っていきます。方向感がない分、短期では急な転換が起こりやすいです。損切りポイントを明確にして、狙っていくプランです。

今後の重要イベント

アメリカ

12月13日 22:30 CPI 11月消費者物価指数

12月14日 28:00 FOMC 28:30 パウエル議長会見

12月15日 22:30 11月小売売上高、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、失業保険申請件数、失業保険継続受給者数

日本

12月14日 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断

今週のポイント

12月12日からの1週間は、CPIとFOMCがあり、ドル円にとって年内最後の注目ポイントです。しかし、インフレや経済の見通し、金利のターミナルレートなどの前提が大きく変わることはなさそうなので、大きく動いた時は、チャートでポイントになっているところで逆張りや抜けてから追っかけるチャンスと見ています。

特にターミナルレートが大きく上がる展開にはなさそうなので、買いよりも売りで入りやすいです。経済指標で大きく動いても慌てずにチャートを見ながら判断していけば、大きなチャンスになりそうです。

パウエル議長の発言内容にインフレが収まった見通しや利下げ示唆など、今までと異なる内容が出てくれば、強い下落トレンドに入る可能性があります。インフレを抑えることへの意思表示を続けるとは思いますが、注意は必要です。

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