先週までのドル円の動き
11月10日発表のアメリカCPI(消費者物価指数)が予想を大きく上振れし、利上げ期待再燃もあり、ドル円は114円台まで急上昇しました。調整ムードが高まっていてショートも溜まっていたのか、一気に上がっていきました。
最終的に114.3までの上昇となり、上昇後は下がることなく、高値圏でのもみ合いとなっています。このままドル円が上昇を続けるのか、再度調整してレンジ相場になるのか気になるところです。
ドル円チャート分析
先週のブログで記載していた、109.119(9月22日安値)から114.699(10月20日高値)の38.2%戻しは、11月9日の112.727では完了している可能性が高いです。調整完了で上昇の準備が整った可能性が考えられます。
一方で週足で高値更新はしておらず、調整継続の線も残しています。114.7を越して高値更新するまでは調整継続も十分にあり得るので、買い待ちの場合は高値づかみしないよう慎重に押し目を待つ状況です。
週足
112.727で反発しているので、先週のブログで紹介したチャネルラインが形成されている可能性が考えられます。112.7付近がサポートになりそうなので、押し目のポイントです。もし、チャネルラインを下に抜けた場合、EMA20のある111.6あたりが次のサポートポイントです。
111.6あたりのサポートは、「EMA20」「6月28日週高値111.658」「過去の週足でも転換点」となっていて、ここは強いサポートとして機能しそうです。111を割るようであれば上昇トレンド目線も見直しをかけたいところです。
日足
11月10日に急反発し、高値圏でもみ合って週末を終えました。10月20日に114.699まで上昇した後は113ミドルと114ミドルで揉み合いました。10月20日の高値更新までは、今回もこのあたりで揉み合いする可能性が高く、短期的には113.3や113.5あたりがサポートポイントになりそうです。
トレードプラン
トレードプランは先週と同じく、長期トレンドに沿って押し目買いを継続です。アメリカ金利次第ですが、高値更新までは、もみ合いの展開になりそうなので、高値づかみしないよう、押し目をしっかり待ちたいです。
113.5あたりで買いもありですが、その場合は深い押しに備えてポジション量は軽めで様子を見たいです。できれば、112.7あたりまでの押しを期待して待ちたいです。万が一、112.7を割れば111.7までの調整の可能性もあります。
調整継続の可能性が残っており、リスク管理が面倒ですが、無理をして買わずに114.7円を上抜けしてから買うのもありです。上抜けすれば大きな上昇が期待できるので、リスクを抑えて、手堅く取りに行くのも良さそうです。
個人的にはリスクを取って値幅も取りたいので、112.7あたりの押し目を待って、111.7あたりの押し目があれば、積極的に拾うつもりにしています。押し目がなくても、上抜け後に買えば良いかなと気楽に考えています。
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